商品輸送車の走行速度を考慮したCO2排出量算出システムの提案

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概要

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商品に CO2 排出量を表示するカーボンフットプリント制度の導入が検討されている.しかし,一般に行われる LCA ベースの算出方法では,輸送経路等による CO2 排出量の変動に対応することは困難であり,表示される数値は正確性にかけたものとなってしまっている.そこで本研究では,商品輸送時における輸送経路や所要時間等,動的な変動を考慮した CO2 排出量算出システムを提案する.提案システムでは,商品がロット単位で管理されるものとした上で,Android 等の携帯情報端末を用いて算出を行う.これにより,同じ商品でも輸送経路や所要時間によって変動する CO2 排出量を算出することが可能となる.提案システムの実装と評価実験を行った結果,従来手法より精度が高く,低コストで導入できることからシステムの有用性を確認した.
2011-03-10

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