女子中学生における骨量と生活習慣との関連
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概要
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本研究は、食育推進授業を計画するための基礎資料を作成することを目的とし、女子中学生を対象に骨量・身体測定ならびに生活習慣に関して調査をしたものである。対象は、B 公立中学校に在籍する1 から3 年生の380 名である。骨量の測定は、超音波骨密度測定器を使用し、右踵にて測定した。調査項目は、身長、体重、生活習慣、運動習慣、月経状況である。その結果、3 年生以外で骨量平均値とBMI に有意な相関を認めた。月経の有無と骨量平均値では、3 学年全体と1 年生で有意差がみられた。食生活では、3 年生のみ、偏食のある生徒の骨量平均値が低い傾向を示した。運動習慣は、運動部や学校以外の運動サークルに所属している生徒、小学生の時に運動部に所属していた生徒で、骨量平均値が有意に高い結果が得られた。以上より、女子中学生の骨量増加には、バランスのとれた食事を促すことと、学童期の運動習慣の獲得とその継続の重要性が再確認された。
- 2011-03-31
著者
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中島 佳緒里
日本赤十字豊田看護大学
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高見 精一郎
日本赤十字豊田看護大学
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端谷 毅
名市大医生理II
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端谷 毅
愛知県環境衛生課
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端谷 毅
日本赤十字豊田看護大学
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林 和枝
中部大学
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中島 佳緒里
愛知淑徳大学大学院
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高見 精一郎
日本赤十字豊田看護大学看護学部
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