『経営行動』におけるオーソリティの位置-サイモンオーソリティ論再考の礎として-
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概要
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かつて筆者はH. A. サイモンの『経営行動』におけるオーソリティの主張を検討し、受容説を基本としながら法定説と同様の主張に終わっているとした1)。本稿では筆者の主張とその根拠を確認すると共に受容説を基本とした法定説が『経営行動』においてどのような意味を持つのか検討した。彼は、オーソリティを受容説的な定義を行った上で論ずるがその実上司には最終決定権を認め、最終的に法定説と同様の性格のオーソリティを構築する。これは彼の考える意思決定の前提にその理由が示唆されていると思われる。彼のオーソリティに対する理解は現実の組織に最も合致しているように思われるが、このままで終われば人が組織の中で生きてゆくことは難しいだろう。本稿をサイモンの論ずるオーソリティを理解するための橋頭堡とし、今後とも検討を進めてゆきたい
著者
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