イヌメラノコルチン2受容体遺伝子における一塩基多型の犬種間比較と「訓練能」との関連性について
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概要
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本研究ではイヌのメラノコルチン2受容体(MC2R)遺伝子に存在する一塩基多型(SNPs ; 600G>C, 858G>A)と,「訓練能スコア」との関連性をゴールデンレトリーバー,ラブラドールレトリーバー,ミニチュアシュナウザー,マルチーズ,柴の5犬種,計77個体のゲノムDNAを用いて調査した。77個体のゲノムDNAについて遺伝子型判別を行った結果,ラブラドールレトリーバー,マルチーズ,柴の3犬種において600G>Cの遺伝子型およびアレル頻度に犬種差が認められた。また,600G>C多型によって判別される遺伝子型と訓練能スコアとの間に有意な関連が認められた。
- 2011-03-15
著者
-
大石 孝雄
東京農業大学大学院農学研究科家畜育種学研究室
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増田 宏司
東京農業大学農学部バイオセラピー学科伴侶動物学研究室
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土田 あさみ
東京農業大学農学部バイオセラピー学科伴侶動物学研究室
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土田 あさみ
東京農業大学
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木村 雄一
東京農業大学農学研究科畜産学
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増田 宏司
東京農業大学農学部バイオセラピー学科
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大石 孝雄
東京農業大学農学部バイオセラピー学科
-
増田 宏司
東京農業大学農学部
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