不正入力データ除去と関数戻りアドレス保護によるself-healingシステムの実現
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概要
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インターネットの普及と共に不正アクセスによる被害が増加し,近年ではゼロデイ攻撃が多く発生している.これら未知の攻撃を防ぐ手法として異常検知型侵入防止システムがある.しかし,侵入防止システムでは,侵入を検知後に,管理者に侵入を通知したり,サービスを停止させるに留まる.このため,セキュリティパッチなどにより脆弱性が修正されるまでは,安定してサービスを提供できない.これらの理由により,プロセスの状態を修復する機能を持つ self-healing システムに関する研究が盛んに行われている.しかし,既存の self-healing システムでは処理時間や検知精度の点で問題がある.本論文では,プログラムを過去に攻撃を受けた付近にある脆弱性を含む可能性の高い範囲と,脆弱性を含む可能性の低い範囲の 2 種類に分類し,オーバーヘッドの低い self-healing システムを提案する.
- 2009-07-29
著者
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松尾 啓志
名古屋工業大学
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齋藤 彰一
名古屋工業大学
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斎藤 彰一
名工大
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斎藤 彰一
和歌山大学システム工学部情報通信システム学科
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松尾 啓志
名古屋工業大学電気情報工学科
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白井 宏憲
名古屋工業大学
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齋藤 彰一
名古屋工業大学情報基盤センター
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