解像度非依存型動画像処理ライブラリ RaVioli の提案と実装
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概要
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リアルタイム動画像処理システムへの要求から,これまでさまざまな専用チップが開発されてきた.しかし近年の汎用 PC の高性能化にともない,今後汎用 PC および汎用 OS を用いたリアルタイム動画像処理の需要が高まっていくと予想される.本研究では,使用可能な演算リソース量の変動によりリアルタイム性の保証が難しい汎用 OS 上でも,解像度(時間解像度および空間解像度)を自動的に変動させることによりこれを実現する動画像処理ライブラリ RaVioli を提案する.また,解像度の変動に対応したプログラミングは困難であることから,RaVioli は動画像処理における解像度をプログラマから完全に隠蔽するプログラミングパラダイムを提供することでこの問題を解消する.顔認識およびフレーム間差分検出プログラムを用いた検証の結果,RaVioli が十分な記述能力を持つこと,およびプログラムの変更なく解像度が変更可能であり,また汎用環境において,実時間で動画像が処理できるよう負荷が自動調整されることを確認した.
- 2009-03-25
著者
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