担子菌で再発酵させた酒粕から得られた色素の抗酸化活性
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概要
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担子菌,スエヒロタケ(Schizophyllum commune:NBRC6505)の発酵能を利用し高い抗酸化活性を示す酒粕の製造を行った.酒粕を担子菌で再発酵させたところ,抗酸化活性の増加と着色が認められた.TOF/MSを用いて抽出した色素の分析を行ったところ,発酵によって増加した色素の画分の主要な物質の組成式はC_<18>H_<14>O_5であると推定された.酒粕は米に由来する食品であることから,この物質はp-クマル酸2分子が脱水縮合した化合物であると推察した.
- 2010-10-31
著者
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田畑 麻里子
武庫川女子大学生活環境学部食物栄養学科
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松井 徳光
武庫川女子大学生活環境学部食物栄養学科
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梶部 尚子
武庫川女子大学生活環境学部食物栄養学科
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田口 雅子
武庫川女子大学生活環境学部食物栄養学科
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高島 千鈴
武庫川女子大学生活環境学部食物栄養学科
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大槻 功
タカラバイオ株式会社
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加門 哲也
宝ヘルスケア株式会社
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松井(岡村) 徳光
武庫川女子大学 生活環境学部
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