固形がんの長期予後についての検討
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概要
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がんの治療成績の評価には,一般に5年生存率などが用いられているが,生命保険では,さらに長期の予後のデータが必要となる。当社及びSEERのデータより,診断から5年〜30年のがんの超長期予後について検討した。当社の10年目のデータでは,肝がん,食道がん,乳がん,肺がんで死亡指数は150を超えていた。SEERデータの経年変化でみても,肝がん,肺がん,食道がん,子宮頚がん,乳がん,胃がんで,診断から15年目以降でも死亡指数150以上を示す年度があった。一定期間経過後標準体とされているがんも,超長期の経過からは条件体となる可能性が示唆された。
- 2010-06-17
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