クロロフィル蛍光を利用した基礎生産の推定(シンポジウム:沿岸海域の基礎生産研究の新しい展開)
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概要
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植物プランクトンの生体内クロロフィル蛍光は,光合成の光化学反応と関係しているため,光合成速度(基礎生産力)の推定に利用されている.このクロロフィル蛍光を用いた方法では,ボトル培養を必要とせず,簡便かつ連続的に,基礎生産力を測定することが出来る.また,その測定機器をブイやフロートなどの海洋観測プラットフォームに搭載することで,長期間の基礎生産力の時系列観測も可能となる.本稿では,クロロフィル蛍光法の中でも,海洋現場で比較的多く利用されている自然蛍光法と高速フラッシュ励起蛍光法について紹介する.今後,これらの測定手法を多用することで,海洋での基礎生産力の時空間的変動をより詳細に明らかにすることが出来るであろう.
- 2007-08-31
著者
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才野 敏郎
名古屋大学大気水圈科学研究所物質循環部門
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才野 敏郎
名古屋大学地球水循環研究センター
-
才野 敏郎
名古屋大学大気水圏科学研究所
-
藤木 徹一
海洋研究開発機構むつ研究所
-
藤木 徹一
海洋研究開発機構
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