余命分布という考え方
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
特定の年齢集団を持続的に観察し,その結果を経過年数と死亡発生の関係として示した「余命分布」という考え方を提案する。長所は他の集団の死亡リスク評価法と比べて,死亡発生ピークの視覚的な把握が容易なことにある。コホート観察による直接法・生命表法による間接法という2つの余命分布の求め方を示した。また,死亡指数別の集団を設定し,死亡指数が余命分布や平均余命にどのような影響を与えるかも提示した。余命分布を意義ある指標としていくために,今後の課題として,観察継続率の向上と観察開始時点設定方法の改善という2つの点が挙げられる。両者に共通する課題克服のためのキーワードは,「契約単位の観察から被保険者単位の観察へ」である。
- 2010-03-17
著者
関連論文
- 余命分布と死亡指数の関係
- 余命分布という考え方
- 死亡指数を査定評価に適用するためのシミュレーション(一般演題D,第107回日本保険医学会定時総会)
- 非喫煙者割引制度の導入について
- 二次元死亡率による加入年齢別生命表
- 保険年度別死亡指数による生命表シミュレーション
- 海外の現状パート1 : 情報収集手段(その2)(基調報告2,海外における危険選択の現状と動向)
- 嘱託医個人別死亡指数と区間推定
- 死亡指数別平均余命を求めるための近似式の考案
- 生命表作成ソフトの開発
- 死亡指数を査定評価に適用するためのシミュレーション
- 死亡指数を査定評価に適用するためのシミュレーション
- 条件体バイアス(一般演題D,第108回日本保険医学会定時総会)
- 条件体バイアス
- 条件体バイアス
- ラウンドディスカッション(海外における危険選択の現状と動向)