死亡指数別平均余命を求めるための近似式の考案
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概要
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昨年の日本保険医学会で「死亡指数別生命表作成ソフト」について発表する機会を得た。今回は,これを使って死亡指数と平均余命の関係を探ってみた。その結果,死亡指数の対数と平均余命の間には,直線的な関係が期待できると判断した。即ち,死亡指数の対数値が大きくなれば,それに連れて平均余命は短くなるという関係が存在すると考えた。この関係を利用して,片対数グラフを用いて死亡指数別平均余命を求める方法を考案した。この方法の利点は,平均余命の短縮年数から逆に,死亡指数を求めることができる点にある。死亡指数が,本来,Mortality Ratio(死亡率比)であることを考慮すれば,死亡指数そのものではなく,死亡指数の対数値が平均余命と直線的な関係を有するのは示唆に富むことのように思われる。
- 日本保険医学会の論文
- 1998-12-15
著者
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