二次元死亡率による加入年齢別生命表
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概要
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生命保険契約において,保険加入後の経過年数(保険年度)が増すとともに死亡指数が悪化することは,従来から述べられている。このような,保険年度に依存して危険が変化する状況を反映させた生命表を作成した。まず,保険年度別死亡指数を設定し,加入年齢を起点として,これを順次,当該年齢の死亡率にかけることによって,一連の死亡率を得,これを基に加入年齢別生命表として作成する。このような,保険年度依存型の死亡率体系は,保険加入後何年か経過して被保険者が再び診査を受けるための動機付けとなるであろう。予定利率が右肩上がりである状況が期待できない以上,予定死亡率の側でこのような試みが必要であろう。
- 日本保険医学会の論文
- 2001-12-17
著者
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