参照画像の量子化誤差最適化による動画像符号化効率改善(学生若手発表および一般)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
動画像の画像間予測符号化では、参照画像に局部復号画像を用いるのが原則である。これは、復号化側での参照画像に合わせるためであるが、復号画像には量子化誤差が含まれるため、予測残差符号化でその成分も符号化することになる。一方、参照画像に原画像を用いた場合、復号化側とのミスマッチにより歪が増加するが、参照画像に含まれる量子化誤差成分を符号化しないで済むので、必ずしも符号化効率は悪くならない。原画像が良いか局部復号画像が良いかは、画像と量子化の関係に依存する。そこで、マクロブロック単位で局部復号画像と原画像を効率比較し、レート対歪み特性を最適化することで符号化効率を改善できる可能性がある。この考えは、すべての画像間予測符号化に適用可能であるが、今回はMPEG-4 Main Profileで実験を行った、実験によりすべての画像で僅かながら改善が可能で、画像によりPSNRで0.2dB程度向上できた。
- 2010-02-26
著者
-
室本 大賀
成蹊大学理工学部
-
相良 直哉
成蹊大学理工学部
-
杉山 賢二
成蹊大学理工学部
-
相良 直哉
成蹊大学 理工学部
-
杉山 賢二
成蹊大学 理工学部
-
杉山 賢二
成蹊大学
-
相良 直哉
成蹊大学理工学研究科
-
杉山 賢二
成蹊大学理工学研究科
関連論文
- 参照画像の量子化誤差最適化による動画像符号化効率改善(学生若手発表および一般)
- 動き推定によるC-MOSイメージセンサの走査歪み軽減(学生若手発表および一般)
- 適応前後フィルタによるH.264符号化の主観画質制御(学生若手発表および一般)
- 動き推定によるC-MOSイメージセンサの走査歪み軽減
- 放送方式
- フォーマット変換画像からの符号化ブロック位置検出(学生若手発表および一般)
- 放送方式 (特集 映像情報メディア年報--2008年4月から2010年3月の進展) -- (放送技術)
- 画像間処理でIピクチャ効率を改善した動画像符号化(研究速報,画像符号化,画像符号化・映像メディア処理レター)
- 符号化ブロックひずみ軽減のためのひずみ量客観評価方法(研究速報,イメージメディアクオリティ論文)
- 3. 高画質符号化技術とその評価技術(イメージメディアの美しさを支える基盤技術)
- MPEG高画質符号化技術 (特集 画像と放送)
- 勧告H.262|ISO/IEC 13818-2 (特集 H.261〜264映像信号符号化方式に貢献した日本人)
- 符号化で生じるモスキートノイズの定量的検出 (放送技術)
- 主観画質を重視した映像スケーラ用適応補間処理 (放送技術)
- 符号化で生じる形状変形型ブロック歪の軽減 (放送技術)
- 平面ディスプレイのための動き補償映像信号処理
- フレームレート変換における適応ブロック分割と補間モード判定の改善 (放送技術)
- 動き補償順次走査変換への空間方向適応補間の適用 (放送技術)
- 空間エンファシス・ディエンファシスによる符号化ブロック歪の軽減
- 量子化誤差をフレーム間処理で軽減する全イントラ符号化
- 双方向補間と巡回型補間を用いた動き補償順次走査変換
- MPEG高画質化技術 (特集2 高画質にこだわる研究)
- フレームレート変換によるLCD受像画質の総合改善
- 動画像からの動きオブジェクト検出と符号化主観画質改善への活用
- 特別講演 シーケンシャルカラー方式の撮像及び画像伝送への応用 (放送技術)
- シーケンシャルカラー画像変換のための欠損色プレーン予測 (放送技術)
- シーケンシャルカラー画像変換のための動き補償色プレーン補間 (放送技術)
- 動画像フォーマットとしてのシーケンシャルカラー方式の利点と実現性 (イメージ・メディア・クオリティ)
- RGB直接符号化の量子化制御による主観画質改善(学生若手発表および一般)
- シーケンシャルカラー画像変換のための欠損色プレーン予測(学生若手発表および一般)
- シーケンシャルカラー画像変換のための動き補償色プレーン補間(学生若手発表および一般)
- シーケンシャルカラー方式の撮像及び画像伝送への応用(学生若手発表および一般)
- 12方向オペレータを用いた方向適応型画像拡大処理 (イメージ・メディア・クオリティ)
- 4種類の符号化劣化検出方法を統括した非参照型総合評価方法 (イメージ・メディア・クオリティ)
- AS-6-5 シーケンシャルカラー画像の既存色に基づく欠損色プレーン予測(AS-6.イメージ・メディア・クオリティの基盤技術,シンポジウムセッション)
- 動画像フォーマットとしてのシーケンシャルカラー方式の利点と実現性
- シーケンシャルカラー画像変換のための欠損色プレーン予測
- 4種類の符号化劣化検出方法を統括した非参照型総合評価方法(ディスプレイと画質一般)
- 12方向オペレータを用いた方向適応型画像拡大処理(ディスプレイと画質一般)
- RGBカラー画像符号化の画質制御と主観評価 (イメージ・メディア・クオリティ)
- HDR画像のための画素連結符号化とその評価方法 (イメージ・メディア・クオリティ)
- 符号化によるコアリング劣化の非参照評価方法の検討(学生若手発表および一般)
- シーケンシャルカラー画像の異色プレーン間動き推定方法の改良(学生若手発表および一般)
- 動画像フォーマットの量子化と符号構造に関する考察と提案 (イメージ・メディア・クオリティ)
- 方向オペレータの特性最適化による画像スケーラの高画質化(学生若手発表および一般)
- 高倍率画像拡大における適応型12方向補間方法 (イメージ・メディア・クオリティ)
- RGBカラー画像符号化の画質制御と主観評価(画質評価とIMQ一般)
- 10-1 主観品質に適合した映像ブロック歪量の客観評価方法(第10部門 デジタル放送と新技術1)
- 3-2 ブロック間活性度比較によるモスキートノイズ量の検出(第3部門 放送技術(放送方式1))
- 3-8 ブロック間相関に基づくフレームレート変換のための補間モード判定方法(第3部門 情報ディスプレイ1)
- 3-1 画像間処理を用いたIピクチャの符号化効率改善(第3部門 放送技術(放送方式1))
- 符号化によるコアリング劣化の非参照評価方法の検討
- 方向オペレータの特性最適化による画像スケーラの高画質化
- シーケンシャルカラー画像の異色プレーン間動き推定方法の改良
- RGBカラー画像符号化の画質制御と主観評価
- HDR画像のための画素連結符号化とその評価方法(視覚とIMQ一般)
- 動画像フォーマットの量子化と符号構造に関する考察と提案
- 方向適応補間を用いた任意倍率拡大処理の高速化(学生・若手発表および一般)
- シーケンシャルカラー画像変換のための異色プレーン間動き推定の改善(学生・若手発表および一般)
- 7-10 イントラ符号化効率におけるシーケンシャルカラー方式と輝度色差方式の比較(第7部門放送方式)
- 7-9 符号化画像のDCTを用いた非参照型空間劣化評価(第7部門放送方式)
- 高倍率画像拡大における適応型12方向補間方法(視覚とIMQ一般)
- HDR画像客観評価方法の主観評価実験による検証 (福祉情報工学)
- HDR画像客観評価方法の主観評価実験による検証 (マルチメディア・仮想環境基礎)
- HDR画像客観評価方法の主観評価実験による検証 (画像工学)
- HDR画像客観評価方法の主観評価実験による検証 (イメージ・メディア・クオリティ)
- コアリング劣化の非参照評価におけるエッジ部判定方法の改善 (イメージ・メディア・クオリティ)
- 2-1. 放送方式(2. 放送技術,映像情報メディア年報〜2008年4月から2010年3月の進展〜)
- 超短視距離での主観画質評価とその符号化への応用(イメージ・メディア・クオリティ全般)
- HDR画像低bit量子化のための階調性能改善(イメージ・メディア・クオリティ全般)
- ファイル格納のためのHDR画像高能率符号化(学生・若手発表および一般)
- 幾何学的画像変換のためのリサンプリング処理の高画質化(学生・若手発表および一般)
- 高臨場表示のための超高精細映像符号化制御(学生・若手発表および一般)
- HDR画像のための画素連結符号化とその評価方法
- 動画像フォーマットの量子化と符号構造に関する考察と提案
- 高倍率画像拡大における適応型12方向補間方法