12方向オペレータを用いた方向適応型画像拡大処理(ディスプレイと画質一般)

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概要

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画像のリサイズ(スケーリング)において、超解像と呼ばれる高解像度化に関する研究が盛んに行なわれている。フレーム内処理のひとつとして、エイリアス軽減による主観画質向上を主目的とした、方向適応補間が検討されている。そこでは、処理を画像領域タイプで変えるための領域分割と、エッジ部での方向適応処理が行われる。従来、この2種類の処理は別々の方法で行なわれており、方向検出で誤検出が多かった。そこで、従来提案手法として4方向(Robinson)オペレータを拡張した8方向のオペレータを用いて、方向検出とエッジ領域検出の両方を行った。各方向オペレータ出力の偏りから領域属性が、最高値の方向から補間方向が決まる。しかし、従来手法では検出できる方向が限られるので、より多くの方向を検出できるように12方向オペレータに変更した。従来提案手法と比較して、誤った方向の補間はほとんど起らず、バランスの良い簡易で高画質が得られることを確認した。
2011-08-26

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