HDR画像低bit量子化のための階調性能改善(イメージ・メディア・クオリティ全般)
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概要
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HDR(High Dynamic Range)画像は、1画素16bit程度で符号化される必要があるが、各画素が8bit(1byte)であると非常に扱いやすい。しかし、単純に量子化bit数を減らした場合、階調性能が不十分となるので、誤差拡散やディザなどにより階調性能を改善する必要がある。一方、周辺画素との関係から後処理のみで階調を改善する方法も検討されている。本報告では、一旦落とした量子化bit数を表示や印刷時に元に戻すことを前提として、量子化の閾値をディザパターンでオフセットさせた量子化と、非線形空間フィルタを用いた階調再現について検討した。実験は輝度のみ8bitの画像と12bitの画像を用い、そこから4bitを削減した。オフセット量子化と最適な非線形特性により良好な主観画質が得られ、PSNRも2dB程度改善できることが確認できた。
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 2013-05-10
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