衛星搭載型レーダ高度計による海面の相対的な後方散乱係数の計算機シミュレーション(観測・計測,<特集>観測・計測・探査における電波応用の最新技術論文)
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概要
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本論文では,衛星搭載型レーダ高度計を用いて海洋波周期を推定する方法の確立を目指し,この周期と関係の深い後方散乱係数を計算機シミュレーションにより評価した.具体的には,海洋波をPierson-Moskowitzスペクトルを用いてモデル化し,我々の提案するレーダ高度計シミュレーションを用いて平均受信電力を求め,相対的に海面の後方散乱係数を算定できることを示した.様々な海洋波パラメータを用いて算定した相対的な受信電力データから,有義波高と後方散乱係数の間の関係,並びに有義波の波長と後方散乱係数の間の関係を明らかにし,衛星搭載型レーダ高度計を用いて海洋波周期を観測できる可能性があることを示した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2006-07-01
著者
-
藤崎 清孝
九州大学
-
立居場 光生
九州大学大学院システム情報科学研究院
-
藤崎 清孝
九州大学大学院システム情報科学研究院
-
立居場 光生
九州大学大学院システム情報科学研究科情報工学専攻
-
福田 多伸
九州大学大学院システム情報科学府
-
福田 多伸
九州大学
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