境界の影響を考慮したMaxwell-Garnett法による薄い離散的ランダム媒質層の等価誘電率
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概要
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これまで離散的ランダム媒質を評価するのに, 多重散乱理論を用い, コヒーレント波に対する等価誘電率で評価されてきた。それらはランダム媒質が空間全体に広がっているものとして評価されている。しかし, 実際はランダム媒質は有限領域に制限されている。本稿では, 離散的ランダム媒質層を含む3層問題を設定する。さらに散乱体による散乱をダイポールからの放射とみなし, ダイポールの励起界を, 入射界とダイポールから放射され境界からの反射界の和として考える。ダイポールからの放射界はSommerfeld積分の形で表現でき, その積分はDiscrete Complex Image Techniqueを用いて評価てきる。それにより層中のダイポールモーメントを求めることができ, Maxwell Garnett Mixing Formulaを用いて離散的ランダム媒質層の等価誘電率を算定することができる。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-03-06
著者
-
立居場 光生
九州大学大学院システム情報科学研究院
-
松岡 剛志
九州大学大学院システム情報科学府
-
任 偉
Department of Electrical and Computer Engineering, McMaster University
-
立居場 光生
九州大学大学院システム情報科学研究科情報工学専攻
-
Ren W
Department Of Electrical And Computer Engineering Mcmaster University
-
任 偉
Department Of Electrical And Computer Engineering Mcmaster University
-
任 偉
九州大学大学院システム情報科学研究科
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