強い乱流媒質に囲まれた凹面のある導体柱の後方散乱断面積
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概要
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衛星通信や, リモートセンシングなどに用いられるレーダ技術において, 大気乱流などの, 媒質の特性が時間的, 空間的にランダムに揺らいでいる媒質中の電磁波散乱問題を解析することは重要である。最近の研究により, 強い乱流媒質に囲まれた導体円柱や楕円柱の後方散乱断面積の解析が行われた。これらの数値結果から, 凸型散乱体の後方散乱断面積は, ダブルパス効果による後方散乱強調現象と入射波の空間コヒーレンス長による影響を受けることが明らかになった。本研究では, 乱流媒質に囲まれた凹面のある導体柱の後方散乱断面積を解析し, 乱流媒質が及ぼす影響を調べることを目的とする。本稿では, 入射電界の向きが導体柱の軸と平行である場合(E波入射)の後方散乱について解析した結果の一部を報告する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-03-06
著者
-
立居場 光生
九州大学大学院システム情報科学研究院
-
花田 達之
九州大学大学院システム情報科学研究科
-
孟 志奇
長崎大学工学部
-
立居場 光生
九州大学大学院システム情報科学研究科情報工学専攻
-
孟 志奇
福岡大学
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