北海道統合通信網の構築のための短・長距離局間SD特性の検討と台風通過時におけるSD特性への影響

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概要

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医療・教育情報伝送の高機能かつ経済的なサービス提供を目的とした北海道統合通信網(HIT-network)では、衛星通信を積極的に使用するが、その周波数がKu帯(14/12GHz)であり、降雨・降雪により信号劣化が生ずる問題がある。その電波伝搬特性を解明するため、JCSAT衛星からの信号を受信し、降雨減衰データを取得している。北工大では、既に提案した他地球局上り回線減衰量の測定法により取得したデータを基に、不稼働率を低減するサイト・ダイバーシティ(SD)の短距離(10km)および長距離局間(300〜1400km)のSD特性について最新のデータが得られた。また、広域に降雨を発生する台風通過時において長距離SD特性に与える影響について具体的データが取得されたので報告する。
社団法人電子情報通信学会の論文
1996-11-14

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