ADHDを伴うLD児に対する母子支援の過程に関する分析 : 「宿題」への取り組みを通した相互支援のあり方
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概要
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本研究は、小学4年生のADHDを伴うLD児に対して行った家庭内におけるフィールドワーク調査と母子へのインタビュー、そして事例に対する総合的なアセスメントを行いながら、母子支援のあり方について検討を行った。本事例の行動問題及び学習面のつまずきに対して、対応に困難性を示していた母親に対して、まず、家庭訪問を行い、実態把握、聞き取り調査及びK児へのアセスメントを実施し、それらを根拠とした上で、母親が問題視している毎日の「宿題」活動に焦点をあてた支援を試みた。その結果、母子双方に同時介入することによって、お互いのやりとりに変容が見られるようになってきた。本研究では、「宿題」を素材としながら、特別な支援が必要な子どもとその母親に対する「関係性の構築」に向けたアプローチのポイントを母子関係の変容を通して実証した。
- 2009-06-30
著者
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