小規模作業所の設立と運営に関する研究(I) : 知的障害者を中心とした小規模作業所「あさひのあたる家」の設立過程に関する分析
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概要
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本研究は、知的障害者を中心として独自の歩みを続けている小規模作業所「あさひのあたる家」について、その設立に至るまでの背景と実際の活動を分析し、制度的、財政的なバックアップの少ない作業所が、どのようにして立ち上がり、維持、運営されているのかというひとつの道標を提示する試みを行った。その結果、作業所設立の動機づけとして、【保護者の願い】【卒業生の行き場のなさ】【解雇・リストラの対応】【中継地点】【会社側のプレッシャー】【ヒューマニズム】【先導者の存在】が明らかとなった。ここで提示した結果が、今後、新しく作業所などを立ち上げようとする関係者にとってのひとつの資料になればと考える。今後も、継続したフィールドワークの中から、作業所の維持・運営に必要な取り組みと新たな作業内容、人的・物的支援体制や市場開拓の検討を行っていきたい。
著者
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