五島玉之浦町荒川地区住民の栄養摂取状況と肥満・高血圧・貧血との関係

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概要

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玉之浦町荒川地区住民の栄養摂取状況と肥満・高血圧・貧血との関係を検討し、改善策として次のようにまとめた。1).カルシウム・鉄などの無機質の摂取が低いので、乳類・海草類・野菜類の摂取を高めることが必要である。2).極端な過剰摂取者が比較的多かったので、たん白質性食品の摂取をひかえ、海草・野菜類を増やして、バランス良く摂取する必要がある。3).肥満者は運動不足の傾向がみとめられたので、積極的に運動し、消費エネルギーを高める必要がある。4).貧血者はエネルギー・動物性たん白質・鉄・ビタミンCが不足していたので、それらの摂取を高める。特に男性はビタミンC、女性は鉄の摂取に注意を要する。5).料理(特にみそ汁)に化学調味料を多量に用いる習慣を改善し、食塩濃度を減少させる必要がある。特に高血圧者は注意を要する。
活水女子大学の論文

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