インターネット環境を利用した発達と障害特性チェックシステム : 『Mother's Open College (MOC)』からの利用事例の傾向について
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概要
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子どもの障害の早期発見・対応は重要であるが、多くの保護者は発達相談に抵抗感を持ち、また電話相談等では、子どもの的確な状態を伝達・把握することが困難である。本研究では、発達相談の初期段階における助言提供を目的とし、インターネット環境で利用できる発達と障害のチェックシステムを開発し、試験的に運用している。その結果、発達相談の初期段階に対して本システムの有用性が示唆された一方で、地域の専門機関との連携等が今後の課題としてあげられた。また、育児・障害児支援サイト『Mother's Open College (MOC)』に設置したハイパーリンクを経由して本システムを利用した事例の傾向から、事前にシステムの説明を行なう重要性と、軽度発達障害に対するニーズが示唆された。
著者
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