グループワークによる対話能力の育成 : グループワーク「健康教育講座を創ろう」を通して

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概要

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母性看護学の授業では,その主要な援助方法である教育的手法に親しみ,グループワークにより学生の自主的な学習能力・対話・思考能力を育成することを願って,〔コースガイド〕をチューターとして,学生がグループワークを自律的に行う「健康教育講座を創ろう」の授業を行っている.本稿では,そこでの学生の学びについて,看護短期大学2回生47名に対して濃く澤のアンケート用紙を利用して調査し量的に分析した.その結果,國澤の結果と同様に,学生は,「聞く」「考えの明確化」「話す」の順に,「対話能力に関する自己評価」が高かった.また,グループワーク開始時に比べて,終了時には,「聞く」「話す」「考えの明確化」の3つのカテゴリーのすべての項目において,学生の「対話能力に関する自己評価」は高くなっていた.また,コース前後での変化の項目別t検定では,(15)人の意見を自分の中に取り入れて考える.(16)人の意見に対する自分の意見を持っている.の2項目の平均点が有意に上昇していた.
京都市立看護短期大学の論文

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