入学時における大学生のコンピュータ技能と他の教育科目との関連

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概要

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現代社会において,コンピュータ技能の習得は欠かすことができない。それゆえ,国も中・高等学校の教育課程に情報科目を設けている。そこで,われわれは大学入学時に学生がどの程度のコンピュータ技能を有しているかについて昨年度と同様の調査を行った。さらに,今回の調査では5教科(英語・国語・数学・理科・社会)に関する得意意識やコンピュータの重要性に対する認識がコンピュータ技能の習得に及ぼす影響についても検討した。調査対象者は平成19年度入学の大学1年生273名(男子130,女子143名)であった。昨年度の調査結果と比べると,コンピュータ未経験者がほとんどいなくなり,エクセル経験者が増加していた。また,本調査の結果は数学と国語に対する得意意識がコンピュータ技能得点を促すことを示している。このことから,コンピュータ技能の習得には言語と数字に関する基礎的な能力が影響すると考えられる。

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