電子メディアが交渉に及ぼす影響 : 対面交渉と電子メディア交渉の比較
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概要
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本研究の目的は電子メディアが交渉過程や結果に及ぼす影響を検討することであった。参加者は4年制大学の学生40名(男20名,女20名)で,初対面の同性同士が二人一組になってコンピュータと対面のいずれかのメディアを介して交渉を行った。本研究の結果から,合意率やその統合性,利益格差,交渉過程と結果に対する主観的評価について電子メディア交渉と対面交渉では差がなかった。しかし,コミュニケーション効率に関してメディア間で有意差があり,電子メディア交渉は対面交渉よりも時間はかかるが,少ない発言量で合意に到達していた。このことは,コミュニケーション効率という点に関して,電子メディアは交渉にとって有効な手段であることを示している。
- 岐阜医療科学大学の論文
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