胃電図とR-R間隔時系列の関連性の解析

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概要

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本研究では、従来知見が豊富なR-R間隔時系列変動と、胃電図時系列変動との関連の解析を行うことにより、胃電図を用いた自律神経活動バランス評価手法の提案を目的として、胃電図による自律神経活動バランス推定や生体状態評価の可能性の検討を行った。R-R間隔時系列のHFパワー、LFパワーと胃電図のパワースペクトルとの相関関係を求めた結果、R-R間隔時系列変動と胃電図の時間変化の相関は低かった。しかし、胃の蠕動運動を反映するとされる3cpm付近のパワーはHFパワー則ち副交感神経活動度の大小を、腸の活動を反映するとされる6cpm付近のパワーはLFパワー則ち副交感神経活動度と交感神経活動度双方の大小を評価可能と考えられ、自律神経活動バランス変動の評価指標の一つとして用いる可能性が示唆された。
社団法人電子情報通信学会の論文
2006-11-15

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