人間福祉学の背景にあるもの : 社会福祉研究の今日的課題との関わりで
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概要
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社会福祉学は、本来、貧困研究を基礎としてしながらも、人間と人間の生活に関わる多面的な領域の問題を、その視野に入れてきた学際性の強い学問である。しかし、近年、市民の生活領域とそれを支える社会的諸条件の広がりを背景に、生活に関わる諸科学、諸資源の多くが「福祉」として表現されるようになってきた。その一方で、介護保険制度や社会福祉士・介護福祉士制度の創設によって、社会福祉の制度的領域の構築が進められ、専門職の養成を担う大学も急増した。その結果、社会福祉研究は、専門職の養成とその業務に大きな関心を寄せる傾向を強めている。そのような時代状況の中で、いわゆる「Well-Being」を目指す新たな学問領域への社会的な期待と関心が高まることとなった。これが人間福祉学の背景であると考える。
- 中部学院大学の論文
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