地域福祉権利擁護事業の現状と課題 : A県における地域福祉権利擁護事業の実態把握を中心に
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概要
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本研究では,地域福祉権利擁護事業の現状とA県における実態を明らかにし,地域福祉権利擁護事業の充実に向けた課題について明確にする。地域福祉権利擁護事業は,都道府県社会福祉協議会,基幹的社会福祉協議会,利用者本人の三者で契約に基づいて,福祉サービスの利用援助や,日常的金銭管理,書類預かりサービスが行われる。福祉サービスを利用するための契約を援助するために契約を結ぶというところに本制度の特徴があるといえる。先行研究およびヒアリング調査により,次のような課題があることが明らかとなった。(1)制度全体については,日常的金銭管理や書類預かりの拡充,成年後見制度との連携などが課題である。(2)専門員については,支援計画の策定に研修などの人材養成と人員配置が課題である。(3)生活支援員については,ボランティア的な関わりであるため,本人の資質によるところが大きい。
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