酸化チタン・酸化亞鉛系磁器誘電体の研究(第8報) : X 耐熱性及び熱膨張試驗
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概要
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(1) TiO_2-ZnO系磁器の各燒成温度のものにつき耐熱性を試驗したところ、同一調合比のもので燒成温度の差異により耐熱性には大なる變化はなかつた。(2) 最適温度にて燒成した磁器の耐熱性はZnO25〜40モル%及び50〜70モル%の範圍のものは比較的小であつた。(3) 最適温度にて燒成した磁器の熱膨張率はZnO33・3モル%及び55・6モル%に極大値があり、耐熱性の極小値と略一致した。(4) 熱膨張率と誘電率及びその温度係數との關係式につき計算したところ、温度係數の計算値と實測値は一致せず、特にZnO含有量大なるものは組成と温度係數との關係曲線の傾向も異つていた。
- 社団法人日本セラミックス協会の論文
- 1948-12-01
著者
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