酸化チタン・酸化亞鉛系磁器誘電體の研究(第1報)
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概要
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(1)T_1O_2-ZnO系磁器につきT_1O_2 100%よりZnO 100%に到る迄18種類の調合を行ひ,各種の温度にて燒成せる磁器につき,外觀,色調,透明性等を觀察せる所,組成により連續的に變化する事を認めた。(2)表面の結晶を肉眼的に觀察した結果,TZ-1よりTZ-4迄は順次結晶は大となり,TZ-5よりTZ-11迄は小となりTZ-12に到ると再び大きくなり,TZ-13にては又小となり,TZ-15よりTZ-18迄結晶は急に微小となつた。(3)燒成收縮率を各調合試料につき測定した所,ZnOの多量含有せるものを除き,高温燒成のものが却て收縮率小なることを認めた。之は磁器中にガラス質物質が生成されるか,或ひは新化合物結晶の生成又は生成結晶物の變態若くは成長が起る爲であらうと思はれる。(4)磁器化最適温度にて燒成せる試料の收縮率と組成との關係はL.Levyの唱へた5種類のチタン酸亞鉛の比重と組成との關係を示す傾向と一致した。(日本電氣株式會社)(昭21.10 19 受付)
- 1947-08-01
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