環状DNAとタンパク質を用いたナノ構造体の作製 : DNA複合構造体作製の基本原理の提案と検証
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概要
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Molecular self-assembling is one of the important technologies for fabrication of nano-mechanisms in the bottom-up techniques. Among many kinds of biomolecular, DNA has several advantages such as creativity of arbitrary base sequence by DNA synthesizer, sub-nm self-positioning resolution in hybridization, and well-developed cut-and-paste technique, which is attractive for nano-mechanism fabrication. This report describes the design and fabrication of DNA-based nanostructures("DNA glasses", "DNA serial rings", and "DNA chains") using DNA ring-protein complex. An experiment has been performed to form the DNA ring using two types of DNA("vector DNA") obtained by cutting plasmid with restriction enzyme and biotin conjugated DNA("insert DNA"). After ligation and introduction of streptavidin modified gold nanoparticle, DNA-based nanostructures have been obtained. And then, DNA-based nanostructures were observed by an Atomic Force Microscope(AFM). By a function of the AFM micrograph processing software, a cross sectional analysis was performed. As a result, the diameter of the DNA rings was from 21 to 24nm, which was almost the same as the theoretical value (25nm). Hence DNA-based nanostructures were confirmed to be fabricated in the designed construction.
- 公益社団法人精密工学会の論文
- 2008-04-05
著者
-
初澤 毅
東京工業大学精密工学研究所
-
遠藤 達郎
東京工業大学大学院 総合理工学研究科
-
柳田 保子
東京工業大学大学院 総合理工学研究科
-
初澤 毅
東京工業大学大学院 総合理工学研究科
-
初沢 毅
東京工大 精密工研
-
初澤 毅
東京工業大学
-
古川 秀樹
東京工業大学大学院
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