GPS海洋反射波観測用受信機の開発(宇宙探査・計測,及び一般)
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概要
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本研究は,海面で反射したGlobal Positioning System (GPS)信号を利用した海洋高度計測システムの実現を目標としている.これは,GPS信号を信号源としたバイスタティックレーダーであり,衛星から受信機に直接届く信号と海面から反射して届く信号の遅延差から海面高度の推定を行う.今回は,その第一歩として,海面で反射したGPS信号を記録することのできる小型受信機の開発をおこなった.保存されたデータは,ソフトウェア無線技術を用いて実現した海面反射波解析用のGPS受信機によって後処理される.当該受信機では,海面での反射で減衰した信号を追尾するために,直接波の情報を用いるオープンループ追尾を実装している.反射波を模擬したゼロベースライン試験では,本手法により微弱な反射波の相関波形を検出できることが確認された.
- 2007-11-23
著者
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海老沼 拓史
東京大学
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安田 明生
東京海洋大学
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安田 明生
東京商船大学
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海老沼 拓史
東京海洋大学
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土本 和彦
東京海洋大学
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近藤 俊一郎
東京海洋大学
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安田 明生
東京海洋大
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安田 明生
東京海洋大学大学院海洋科学技術研究科
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