オーチャードグラス黒さび病菌とエンバク黒さび病菌のAvena属共通寄主
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概要
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オーチャードグラス黒さび病菌とエンバク黒さび病菌をAvena属野生種の11種46系統に接種し,両菌に感受性を示す共通寄主として6系統を検出した。すなわちA. longiglumis DUR.とA. hirtula LAG.の各1系統,およびA. barbata POTTの4系統である。これら6系統の共通寄主が共有する特徴として,2倍体もしくは4倍体であって6倍体ではないこと,生育地が地中海の東半分の沿岸かそれ以東にあることを挙げることができる。共通寄主は黒さび病菌が寄生性分化を成遂げてきた過程の残存とみなすことができる。
- 日本草地学会の論文
- 1983-01-28
著者
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