クローバヒメハマキの形態および生活史について
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概要
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1.東北地方において最近シロクローバの害虫として記録されたクローバヒメハマキの形態を記載し,近似種との識別法を示した。2.本種は北海道,本州,四国の各地において採集された。海外ではヨーロッパ中部および中国大陸からも記録されている。3.本種はシロクローバを加害し,まれにアカクローバをも加害するが,他のマメ科牧草の加害は認められていない。4.本種は札幌市では年1回,盛岡市では年2回の発生が認められ,仙台市では年3回の発生が可能と思われる。5.東北地方においては幼虫は4月中〜下旬から活動し,9月中旬以後は認められなくなる。成虫は仙台市では5月中旬,盛岡市では6月上旬より発生し,9月下旬まで認められ,札幌市では7月上旬から9月上旬まで認められる。
- 日本草地学会の論文
- 1969-11-29
著者
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