潜在環境負荷と残存環境負荷の関係について-I : 直線状航路における数量関係の推定
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概要
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In a navigation system, which consists of linked relationships in a 'ship-human-environment', the concept of Latent Environmental Stress is defined as the latent stress value imposed to the mariner by the navigation environment where own ship navigates following a standardized and fixed procedure and takes no collision avoidance actions even if she collides with other ships. The concept of Residual Environmental Stress is defined as the residual stress value imposed to the mariner by the navigation environment after own ship takes appropriate collision avoidance actions. Currently, by employing real time ship-handling simulator to evaluate residual environmental stress, due to the small sample size, the universality of the evaluation result is not so good. In the present paper, based upon the presupposition that marine traffic simulation can simulate the average collision avoidance actions of mariners, an investigation into the relationship between residual and latent environmental stress in straight waterway is carried out by employing the simulation technique. The result of the investigation shows that there is a certain quantitative relationship exists between residual and latent environmental stress under the given conditions of simulation. Therefore, on the basis of this outcome, it will be possible to estimate residual environmental stress from latent environmental stress in a given condition.
- 社団法人日本航海学会の論文
- 2005-03-25
著者
-
井上 欣三
神戸大学海事科学部
-
Yurtoren Cemil
神戸大学大学院自然科学研究科海事科学専攻
-
謝 洪彬
神戸大学 大学院 自然科学研究科海事科学専攻
-
謝 洪彬
神戸大学大学院自然科学研究科海事科学専攻
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井上 欣三
神戸大学海事科学部自然科学研究科海事科学専攻
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