山口県産野菜類の肝解毒酵素誘導能の検索

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
ラット正常肝臓由来細胞RL34を用いて,山口県産市販野菜,山口県オリジナル野菜はなっこりーのスプラウト,山口県伝統野菜あざみなについて第二相解毒代謝酵素グルタチオンs-トランスフェラーゼ(GST)活性の誘導能について検索した。その結果,市販野菜では花わさび,根わさび,葉わさび,はなっこりー,クレソン,小松菜などのアブラナ科野菜に誘導活性が見られた。さらに,はなっこりーについては,播種後3日目のスプラウトに高い活性が認められ,GSTの分子種の一つGSTP1の誘導が観察された。あざみなについては,生育に伴い活性は上昇した。また,あざみなの種および播種後3,4日目のスプラウトに高い活性が認められた。これらのことから,山口特産のアブラナ科野菜のいくつかはがん予防食品として有効である可能性が示唆された。
2007-03-22

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク