ズーミング・クロスメディア : 構造化コンテンツにズーミング操作を関連付ける記述言語(<特集>情報融合)

概要

論文の詳細を見る
我々は,テキスト,静止画,動画等の多様なメディアからなるクロスメディアコンテンツの閲覧支援のため,ズーミングにより詳細度の変化と表示メディアの遷移を実現する「ズーミング・クロスメディア」の概念,および,ズーミング記述言語を提案する.そこでは,「ズーム対象」,「ズーム率」,「ズーム伝播」という3要素を用いて,構造化コンテンツのズーム操作/挙動をモデル化して言語設計をしている.さらに我々は,従来のコンテンツ構造記述やスタイル記述に加えて,コンテンツの操作/挙動に関する記述を導入した新たなWeb閲覧モデルを提案し,ズーミング記述言語をその操作/挙動記述として位置付ける.本言語により,コンデンツ作成者や閲覧者がズーム操作をWeb環境の様々なコンテンツに汎用的に適用でき,閲覧者はズーム対象の選択や表示状態の制御をきめ細かく行えるようになる.また,本言語はテンプレート形式の記述スタイルを採用しているので,記述を毎回作成する必要はない.我々は本言語をWeb検索結果の表示/閲覧画面に適用し,検索結果一覧画面を閲覧者がズーム操作できるプロトタイプを作成した.そして被験者にこのプロトタイプを操作してもらう実験を通して,ズーミング・クロスメディアやズーミング記述言語の有効性を検証した.
2006-06-15

ズーミング・クロスメディア : 構造化コンテンツにズーミング操作を関連付ける記述言語(<特集>情報融合)

スポンサーリンク

概要

著者

関連論文

スポンサーリンク