快適な妊娠・出産における分娩期の体位に関する産婦人科医の考え方及び実態に関する研究

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概要

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快適な妊娠・出産を支援するために、実施した方が良いか否か、議論のある分娩期の体位について、産婦人科医師の考え方や実態を明らかにすることを目的とした。この研究での分娩期の体位とは、「正常に経過する分娩第二期に産婦を仰臥位にする」、「産婦の希望にしたがって娩出時の体位を決める」、「砕石位による分娩を行う」である。分娩期の体位が、きわめてまたは比較的重要との回答は、実施に賛成、80%以上の症例での実施と有意に関連が見られていた。医籍登録年や最新情報を得る機会の多寡は、実施に賛成及び重要性に対する考え方等の間で関連が見られていた。今後の方針では、現状維持がほとんどであった。快適な妊娠・出産を支援するためには、産婦の希望を尊重した自由な分娩体位の実現に向け、今後一層のエビデンスの蓄積が必要であることが示唆された。
上武大学の論文
2006-03-10

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