実時間インタラクティブColor2Grayシステム(セッション5 :CG処理の高速化,テーマ:CGと記録及びCG一般)
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概要
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カラー画像をモノクロプリンタへ出力する際にはカラー画像をグレースケール画像に変換する必要がある.通常,このようなグレースケール画像への変換においてはカラー画像の明度値を用いる.この時,色相と彩度の情報が失われるが,与えられたカラー画像の明度のダイナミックレンジが狭い場合には,カラー画像の重要な特徴が損なわれることがある.図1はMonetの「印象・日の出」をグレースケール画像にしたものであるが,明度のみではほとんど理解できない画像になっている.このように明度の差が小さく,色度が重要な役割をになう画像の場合には,視覚の特徴を保存するために,新しい考え方が必要となる.Goochら[4]のアルゴリズムは色度に伴う視覚特徴を反映できるモノクロ画像を作れるが,計算コストが高いため実用性に問題があった.そこで本研究では,色量子化を用いることにより画像をモノクロ化する時,GUIでパラメータを調整しながら画像の視覚特徴の変化をユーザに見せられるシステムを提案する.さらに,実験結果に基づいて手法の有効性などを議論する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2007-02-19
著者
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