実存する油彩画の特徴分析による油彩画風画像の生成手法

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概要

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本研究では, 素材画像を入力し油彩画風画像に変換するシステムを考える。油彩画風画像は, ブラシストロークと呼ばれる絵筆の一描きを塗り重ねることにより生成される。従来, ブラシストロークを配置する位置やその大きさを, 適切に決定することは困難であった。本報告では, 画像モーメントを用いて, ブラシストロークの位置, 向き, 大きさを決定する。生成されるブラシストロークは, 素材画像中の同系色の部分領域をよりよく近似できる。また, ブラシストロークを大きさの順に描くことにより, 素材画像の粗い部分は大きなブラシストロークで描く一方で, 詳細な部分も保存された油彩画風画像が生成できる。また, 油彩画風画像の生成にあたって, 実存する絵画の特徴を利用するための展望についても述べる。
一般社団法人情報処理学会の論文
1998-08-27

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