非平面へのパターン投影のための相互反射の補償(<特集>ユビキタスメディアによるセンサーネットワーク-インフラとしてのCV)
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概要
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非平面に対しパターンを投影すると,相互反射の影響により正しい見え方にならない.本稿では,凹面部で生じる相互反射の影響を考慮し,投影パターンを光学的に補償する手法を提案する.ラジオシティ法を用いてスクリーンの幾何情報から相互反射の影響を予測し,これを相殺するように投影パターンを補償する.提案手法の特徴は,相互反射の逆問題を解析的に解いているため,反復計算が不要であり,高速に光学補償ができることである.実際に凹面を含むスクリーンにパターン投影を行う実験により,相互反射の影響を大きく軽減できることを確認した.
- 2007-02-15
著者
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向川 康博
大阪大学産業科学研究所
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大田 友一
筑波大学大学院システム情報工学研究科知能機能システム専攻
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柿沼 孝行
筑波大学大学院理工学研究科
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大田 友一
筑波大学大学院システム情報工学研究科
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大田 友一
筑波大学大学院 システム情報工学研究科 計算科学研究センター
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大田 友一
筑波大学大学院
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