生命科学教育の教材化を目的とした細胞培養法の簡易化
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概要
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学生実験の教材化を目的として,クリーンベンチ(無菌箱)を使用しないで通常の実験台の上で無菌操作を行い,癌細胞を培養することを試みた。実験は本学2回生有志,我々の研究室の卒業研究生,本学大学院修士1回生によって行われ,どの学生グループにおいても細胞培養中への微生物の混入は非常に少なく,良い成績を収めた。実験操作の各段階での十分な注意を怠りさえしなければ,知識と経験の少ない学生でもクリーンベンチなしで簡単な無菌操作を行うことができる。10人以上の規模で行うような学生実験で無菌操作と細胞培養を基本とする教育実験を組み立てる場合は,学生実験室内の空気の清浄化に努力する必要があると考えられる。
- 京都教育大学の論文
- 1993-03-31
著者
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