学力評価に関する理論的・事例的研究(その1)
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概要
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本稿は「はじめに」にあるように,香川大学教育学部教育実践総合センターにおける平成15-16年度の研究プロジェクト「教育評価に関する研究」の一つである「学力評価」に関する2か年の成果をまとめたものである。本稿は「学力評価に関する理論的・事例的研究(その1)」として,まずこれまでの研究プロジェクトの全体の議論を振り返り(はじめに),学力評価に関する2つの理論的な追究,(1)「教育における学力とその評価に関する一考察-学力をとらえる視座の問題-」と(2)「『子どもの意見表明権』と評価論の課題」からなる。(1)は学力とらえ方について批判的な整理を試み,学力をとらえる視座の問題について考察したものであり,(2)は「子どもの意見表明権」のとらえ方の違いが端的に現れる論点は赤ちゃんにも意見表明権があるのかどうかという点であり,そのとらえ方の違いを確認した上で赤ちゃんにも意見表明権を認めるというとらえ方に立って,問われるべき教師の専門性や評価論の課題について論じたものである。
- 香川大学の論文
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