交流・統合教育実践の分析方法試論 : 生活指導の教育実践記録を中心に
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概要
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交流・統合の教育(教育的インテグレーション)に関する教育実践研究の方法論を明らかにするために、生活指導の実践記録を中心にして、教育実践分析のあり方を検討した。わが国の1970年代から80年代にかけての、通常の学校での障害児(学級)との交流・統合についての実践記録とその分析視点をとりあげ、とくにインテグレーションをめぐる子どもの意識・態度・障害児の処遇について検討した。その結果、実践分析の方法的視点として、(1)子どもの生活する時代的背景、(2)集団形成にかかわるリーダー指導のあり方、(3)インテグレーションをすすめるさいの要因となるもの、(4)教育者集団の共同のあり方、(5)実践場面での具体的な指導技術が強調されていることが明らかにされた。これらの視点は、いずれも、教育的インテグレーションの教育実践を創造する方法をも意味するものである。
- 日本特殊教育学会の論文
- 1993-01-30
著者
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