テッポウユリ仔球の出葉に関する研究 : 2.親りん茎, 親りん片の大きさと出葉形態
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概要
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テッポウユリ"ひのもと"を供試してscalingし, 親りん茎や親りん片の大きさが仔球の出葉形態に及ぼす影響について調べた.1.L球, SS球, 2年球, 1年球のいずれからりん片をとってもりん片を分割すると分割しない場合に比べてHTP(HETPを含む)が多くなり, 逆にETPは減少した.2.2年球の仔球では1年球のそれよりも相対的にETPが多く, HTPは少なかった.3.L球の内部りん片を用いた場合, 内部になるほど, すなわちりん片が小さくなるほどETPが減少し, HTPが増加した.抽台個体についてみれば, 0.2〜0.4gのりん片では220仔球のうちわずか1個のHETPが出現しただけであり, 0.2g以下ではETP, HETPは出現しなかった.4.10g以下の1年球を使用したとき, ETPやHETPは出現しなかった.りん茎が小さいほどHTPが多かった.
- 鹿児島大学の論文
- 1978-03-19
著者
-
有隅 健一
観賞園芸学研究室
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松尾 英輔
Laboratory of Ornamental Horticulture and Floriculture
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有隅 健一
Laboratory of Ornamental Horticulture and Floriculture
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有隅 健一
Laboratory Of Floriculture
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