テッポウユリ仔球の出葉形態に関与する2,3の要因について
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概要
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沖永良部島産テッポウユリ「ひのもと」(L球とSS球)を供試してscalingし, 親りん茎の温湯処理, 親りん茎あるいは親りん片の大きさ, 親りん茎上におけるりん片の着生部位が仔球の出葉形態に及ぼす影響について調べた.1.親りん茎の温湯処理は, 仔球の出葉形態に大きな影響は与えなかった.2.大きなりん片には大きな仔球が形成され, これらの仔球には地上型植物(ETP)が多かった.一方, 小さなりん片には小さな仔球が多く, これらには地中型植物(HTP)が多かった.3.りん片あたりの着生仔球数が多い場合は仔球が小さく, 相対的に地中型植物(HTP)が多かった.4.親りん茎におけるりん片の着生位置についてみると, 中部りん片に形成された仔球には, 他と比べるとETPが多く, HTPが少なかった.HETPは内部および中部りん片, しかも浅植えの場合にやや多かった.NLBは明らかに中部りん片には少なかった.
- 鹿児島大学の論文
- 1977-03-19
著者
-
有隅 健一
観賞園芸学研究室
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松尾 英輔
Laboratory of Ornamental Horticulture and Floriculture
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有隅 健一
Laboratory of Ornamental Horticulture and Floriculture
-
野中 淳
Laboratory of Floriculture and Ornamental Horticulture
-
有隅 健一
Laboratory Of Floriculture
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