出水貝塚の馬について
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概要
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出水貝塚を発掘し次の所見をえた.1.出水貝塚は縄文早期及び中期から, 後期の中葉に及ぶ遺跡であるが, 馬遺物は後期に出土する.2.馬は矮小であつて, トカラ馬と大さ殆んど等しく, 体高110cm前後と考えられる.今回の発掘による遺物は少なくとも3頭以上のものである.3.馬の遺物の出土少なく, 人為的破砕もなく, 老令である点から, 縄文後期の時代, 貝塚人によつて大切に飼育せられたものと考える.
- 鹿児島大学の論文
- 1955-11-30
著者
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