授業「乳児保育II」の模擬保育から学生が学んだこと
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概要
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本研究では、授業「乳児保育II」における模擬保育による学生の学びの内容を明らかにすることを目的に、学生の感想レポートを分析した。その結果、学生は自分達の子ども理解の不十分さから子どもを理解することの大切さに気づき、保育者の関わりと援助について新しい問題意識を持つようになったことがわかった。また、第1回目模擬保育で子どもを理解することの必要性を感じた学生が、第2回模擬保育へ向けて学習意欲を高めたという点において十分評価できると考えられる。しかし、事後の「ふりかえり」が不十分であり、実践力に確実に繋げるところまでには至らなかったのではないかと考えられる。実践の「ふりかえり」は保育者の専門性の1つとしても掲げられているように、成長し続ける保育者として必要となる力量であり、実践力を育てる保育者養成の課題として十分検討される必要があると考えられる。
- 新見公立短期大学の論文
- 2005-12-25
著者
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