市町村合併における保健師の課題
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概要
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市町村合併における保健師の課題を明らかにするために、既に合併した3市の地域保健担当者と保健師および各管轄保健所の地域保健担当者と保健師に面接による調査を行った。保健師の共通していたことは、(1)合併への取り組みは、合併1年前から必要に迫られてである。(2)合併前は、すり合わせ作業が主な活動。(3)合併後、問題と感じているのは、保健師の体制・配置と保健師自身が市全体を考えていないこと。(4)新たな保健計画が必要。(5)合併に関し、保健所や保健所保健師からの支援が考えられず、保健所保健師もどう関わるかが明確になっていない。これらを検討した結果、保健師の課題として以下のことが明らかになった。市町村保健師・保健所保健師ともに、1.早期の自主的な保健師間での検討。2.行政職かつ専門職としての観点から物事をとらえ、考える。3.市町村保健師と保健所保健師の協働・パートナーシップ。市町村保健師は、4.合併に関する自治体の動向や関連職員の把握。5.各保健事業の目指すことの議論。6.保健師の意見を上部組織に上げる。7.問題と感じたことは、全体の問題とする。8.新保健計画の策定。保健所保健師は、9.役割の問い直し。
- 県立長崎シーボルト大学の論文
著者
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